尾川 和
脳裏に焼きついて離れない発掘されたガラスの破片、
その破片は、土壌深く眠って変化し鈍いヒカリを含んだ光。
ラスター採油を連想させた。
ニブイヒカリを求めて 森羅万象 -SHINRA BANSHO- に目を向け彷徨い続けている。
具象的表現をしていた頃心の空洞が出来る。その後東時大震災が起こる。
何の発想も出来ずにうつ状態が続き画面と向きあう事がつらさに変わった。
”人間の魂はどこへ行くのだろうか”と、抽象あるいは心象画のような世界をミクストメディアによる表現にて
模索するようになる。
多くの魂は此の世での来来を遮断されてさ迷いただよい続ける。末来は遮断された先に求めても良いのではないかと思う。
一本のカケハシが出来る現世から彼岸の世界を求めてRoadが延びるカオスの世界へと~ ほんのわずかな誤差の隙間
(バタフライ効果)からその先に延びるロード その先には人間も動物、植物、ありとあらゆる生ある者達が名も持たず
形をも失いミクロになった魂たちが蠢き塊となりあるいは自由に独独に未来の更にその先の未来を求めてゆく。
鈍色の柔らかい老の世界
“All Creation: the Universe: all mature”
尾川 和
個展
2013〜23 隔年 OギャラリーUP.S(銀座)
2020 Yギャラリー(北青山)
2022 GALLERY AND LINKS 81(銀座)
2024 GALLERY AND LINKS 81(銀座)
公募展
2005,06,07 上野の森大賞展(上野の森美術館)
2012,13,15 主体展(東京都美術館)
2016 〜毎年 NAU21世紀美術連立展
<2017〜会員 2021 奨励賞> (国立新美術館)
2018 NAU in Paris展(ギャラリーメタノイア)
2019 NAU in NY展(日本クラブ7Fギャラリー)
グループ展
K’s Gallery(銀座)
GALLERY AND LINKS 81(銀座)
ギャラリー檜(京橋)
ギャラリー志門(銀座)
STAGE-1(銀座)
Arts Chiyoda(神田)
千駄木画廊(千駄木) など