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~ Road ~

○支持体 キャンパス ○描法 ミクストメディア ○素材 アクリル、油彩、胡粉、銀箔、寒冷紗、等

Road

​国立新美術館

~ Road ~

具象的表現をしていた頃心の空洞が出来る。その後東時大震災が起こる。
何の発想も出来ずにうつ状態が続き画面と向きあう事がつらさに変わった。
”人間の魂はどこへ行くのだろうか”と、抽象あるいは心象画のような
世界をミクストメディアによる表現にて模索するようになる。
多くの魂は此の世での来来を遮断されてさ迷いただよい続ける。
末来は遮断された先に求めても良いのではないかと思う。
一本のカケハシが出来る現世から彼岸の世界を求めてRoadが延びる
カオスの世界へと~ ほんのわずかな誤差の隙間(バタフライ効果)から
その先に延びるロード その先には人間も動物、植物、ありとあらゆる
生ある者達が名も持たず形をも失いミクロになった魂たちが蠢き塊となり
あるいは自由に独独に未来の更にその先の未来を求めてゆく。
鈍色の柔らかい老の世界
“All Creation: the Universe: all mature”

○Substrate   campus  ○Drawing   mixed-media

○Materials  acrylic, oil paint, powdered calcium carbonate, silver leaf, cheesecloth, etc.

個展 全体風景

ニコラは述べている。

​「生きるために、すべての印象から、すべての感覚からわたしを解放するために、

そしてまた絵画によってしか出口を見つけることのできないこの不安感からのがれるために…」

(大島辰雄訳編「ニコラドスタールの手紙」六興出版)より部分

彼ニコラは展覧会を目前にひかえたままその命を絶った。

ニコラドスタールのような絵は描けないその天分や感性もない、同じような生き方も出来ない、すべてにおいて対比する事は恐れ多くて出来ない。

しかしすべての表現者にとって深い思いやカタマリを心の奥底に抱えてそれを表現

しようとしている行為は同じではないかと思う。

自分の表現力の未熟さは、いつも的を得ず、只あせるばかりの現状がマリモのように日々増殖して離れない。

​ならばその心の中のカタマリや思いをLast Installationとして昇天させて次のステップに繋げられたらとの願いで今回の展覧会として望んでいます。

GALLERY AND LINKS81

■ 第2会場 GALLERY AND LINKS81.one/bis

     
中央区銀座1-22-12 藤和銀座一丁目ビル 6F

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